日本ブリーフサイコセラピー学会

日本ブリーフサイコセラピー学会 第32回 東京オンライン大会
The Japanese Association of Brief Psychotherapy Annual Meeting

委員会企画シンポジウム

研修委員会企画シンポジウム
9月10日(土) 9:30~11:00

セラピーを上達させるためのGo To キャンペーン ~3密(密室、秘密、密行)を解消するためのGo To 学会! Go To 発表!~

シンポジスト
赤津玲子(龍谷大学)
法澤直子(長崎純心大学地域連携センター/長崎県スクールカウンセラー)
志田望(滋賀県スクールカウンセラー/なかたこどもクリニック)
大石直子(学校法人上智学院 六甲学院中学校・高等学校)

指定討論者
赤津玲子(龍谷大学)
木場律志(甲南女子大学/日本ブリーフサイコセラピー学会研修委員長)

司会者
木場律志(甲南女子大学/日本ブリーフサイコセラピー学会研修委員長)

企画
日本ブリーフサイコセラピー学会研修委員会


 セラピストである限り自身のセラピーの上達を願わない人はいないでしょうし、そうしたスキルアップはセラピストの責務とされています。では、私たちはどのようにしてセラピーを上達させればよいのでしょう? その方法の一つに「学会に参加して発表すること」があります。
 そこで今回は、学会発表を経験されている先生方にご登壇(いや、オンラインなのでご登場?)をお願いしました。そのご経験(発表の回数や形態)は様々ですが、自身の臨床実践を振り返って公開することがどのようにセラピーの上達につながるのかということを語っていただきます。
 セラピーの場(密室)で行っていることを誰とも共有しない(秘密)なんて、もったいない! せっかく学会に来ているのに発表せずにひっそりしている(密行)なんて、もったいない!
さぁ、3密(密室、秘密、密行)を解消するためのGo Toキャンペーン(Go To 学会/Go To 発表)の始まりです!

編集委員会企画シンポジウム
9月11日(日) 11:00~12:30

実践を研究につなげる:ブリーフ的「事例研究」のススメ

シンポジスト
市橋香代(東京大学医学部附属病院精神神経科)
廣瀬雄一(鳴門教育大学)
野口麻衣子(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科)
田崎みどり(長崎純心大学)

司会者
花屋道子(東北文教大学)
長沼葉月(東京都立大学人文社会学部人間社会学科)

企画
日本ブリーフサイコセラピー学会編集委員会


 現場で対人援助に携わる会員が多いのは本学会の特徴ですが、学会誌に投稿数が多いのも事例研究です。近年、倫理的配慮等により事例発表や論文化へのハードルは上がっていますが、実践そのものの研究への関心は高まっており、諸領域でさまざまな研究法が提案されています。
 前回大会のシンポジウムでは、投稿経験者から、論文を書く際にどのようなことを大事にし、査読プロセスにおいて何を得たのかという話をしていただきました。
 今回は事例研究に注目します。もともと存在するわけではない事例の切り口(接近法)を、どのようにして見つけ、他者と共有可能な形で提示できるのか、そのあたりに焦点を当てていきたいと思います。体験を言語化することは非常にデリケートで、たやすくはない作業ですが、このシンポジウムがみなさんに何か糸口になりそうなアイディアと、困難に立ち向かう勇気をもたらしてくれることを、切に願っております。

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